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第9章 その他の操作

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第1節 BlueJで非BlueJのパッケージを開く

 BlueJでは、BlueJを使わずに作成したパッケージを開くことができます。実行するには、メニューから ProjectOpen Non BlueJ... を選びます。Javaソースファイルのあるディレクトリを選択し、Open in BlueJ ボタンをクリックします。システムが、そのディレクトリを開きたいのかどうか確認してきます。

要約:非BlueJのパッケージは、Project メニューの Open Non BlueJ... で開くことができます。

第2節 既存のクラスをプロジェクトに追加する

 BlueJプロジェクトで、他から得たクラスを使いたいことはよくあるでしょう。たとえば教師が、プロジェクトで使わせるために、生徒にJavaのクラスを与えるかもしれません。メニューから EditAdd Class from File... を選べば、自分のプロジェクトに容易に既存のクラスを組み入れることができます。これはプロジェクトに追加するために、Javaソースファイル(ファイル名が.javaで終わるファイル)を選択させるものです。
 クラスがプロジェクトに追加されるとき、そのコピーが現在のプロジェクトのディレクトリに作成されます。まるでちょうど今そのクラスを作成し、すべてのソースコードを書いたかのように、結果はまったく同じになります。
 同じ機能を実現するもうひとつの方法は、BlueJの外で、対象となるプロジェクトディレクトリに新しいクラスのソースファイルを追加することです。次にそのプロジェクトを開いたとき、追加したクラスがプロジェクトのクラス図に含まれているでしょう。

要約: Edit メニューの Add Class from File... で、外部からプロジェクトにクラスをコピーすることができます。

第3節 mainおよび他のstaticメソッドの呼び出し

 examplesディレクトリにあるhelloプロジェクトを開いてください。このプロジェクトの唯一のクラス(Helloクラス)は、標準的なmainメソッドを定義するものです。
 クラスアイコンの上で右クリックすると、メニューにはコンストラクタだけでなく、staticなmainメソッドも含まれていることがわかるでしょう。staticなメソッドということから想像できるように、オブジェクトを生成することなく、このメニューから直接mainを呼ぶことができます。
 すべてのstaticメソッドは、このようにして呼び出すことができます。標準的なmainメソッドは、パラメータとしてString型の配列を持つと期待できます。配列定数を表わす標準的なJavaの文法を使って、String型配列を渡すことができます。たとえば、

 {"one", "two", "three"}

 のように配列定数を表わすためのカッコ { } を含んだ形で指定することで、配列をメソッドに渡すことができます。試してみてください。

サイドノート:標準のJavaではメソッドの呼び出しにおいて、配列定数を実際の引数として使うことはできません。それらはinitialisersとして使われうるだけです。BlueJにおいては、標準的なmainメソッドの対話的な呼び出しを可能にするために、パラメータとして配列定数を渡すことを許容しています。

要約:staticメソッドは、そのクラスのポップアップメニューから呼び出すことができます。

第4節 ライブラリを使用する作業

 Javaプログラムを書くときは、頻繁にJavaの標準ライブラリを参照する必要があります。メニューから HelpJava Standard Classes を選択することで、オンライン状態であればWebブラウザで JDK API の文書を見ることができます。
 JDKの文書はインストールすることで、ローカル(オフライン)で見ることもできます。詳細はBlueJのリファレンスマニュアルで説明されています。

要約: Help メニューの Java Standard Classes で、Javaの標準クラスのAPIを見ることができます。